日常を彩る虹のような
ワインを目指して

当社が使用するのは、主に勝沼町の

祝地区

（岩崎地区・藤井地区）のブドウ。
「祝」は【めでたいことを喜ぶ】という意味を表す明るく・晴れやかな地名です。

祝地区は、少なくとも

300年ほど前からブドウを栽培

し、

150年前からワインを醸造

している日本の銘醸地の１つです。

祝地区は日照量が多く、夏には最高気温40度にもなる温暖な産地ですが、夕方から夜にかけて富士山から吹き下ろす

「笹子おろし」

という冷涼で強い風が吹くため、夜は涼しくなります。
この風の影響によって、ブドウに適度な酸が保たれ、また健全なぶどうが生育します。

山梨県は、山々に囲まれ中央部には

甲府盆地

がありますが、勝沼はこの盆地の東側に位置しています。祝地区はこの

勝沼の東端、標高400mの北西向きのなだらかな斜面

に位置。

小石混じりの粘質土壌

は、排水性・通気性・保水性に優れており、ブドウのゆっくりと熟成させ、熟度の高いブドウを収穫することができます。

また山に近い祝地区の畑では、

多様な動植物

の生態がありブドウ栽培とワイン醸造に影響を与えています。

岩崎醸造の

原点は、共同醸造組合。

創業以来80年以上、幾世代にも渡り、地域の農家と信頼関係を築いており、当社の

最大の誇りは農家たちが育むブドウ

からワインを造ることです。

農家たちの祝地区の風土への理解と情熱

は、我々のワインの味わいを高めています。
そのため、岩崎醸造はネゴシアンスタイルでありながら、ブルゴーニュで言う「Pere et Fils（父と子）」のように、

その土地に根付き生きているからこそ映し出されるテロワールの味わい

があります。

そうして出来上がったワインは、

四季折々の食材と共に食卓を彩り

家族や仲間との食卓をより楽しいものにしています。

当社が設立以来掲げるブランド「ホンジョー」は、本格的な醸造であることを意味する日本語「本格醸造」を略したもの。
我々は、創業80年を機に、この

「本格醸造」

がどうあるべきかを当社の歴史を踏まえて再解釈しました。

そうして見出したのが

「禅」の精神

です。
私たちは

禅の精神でテロワールを⾒つめ

、ワイン造りを⾏っています。
その精神はワイン名、デザインにも表れています。
味わいの上では、

シンプルでクリアな味わい

を前提とし、その味わいの中で

テロワールやブドウ品種について表現

を行っています。

テロワールやブドウ品種についての自由な表現は、我々は技術者の経験とこだわりに裏打ちされた

職人的な技術

から生まれます。
その一方で

IoTやテクノロジー

を積極的に取り入れていて、畑やタンクにセンサーを設置したり、ASEVの日本支部でもある山梨大学と共同研究を行うことで良い選択をできるよう心がけています。

つまり、我々のワイン造りの信条は、ジャパニーズ・ミニマリズムと職人技、そしてその対極にあるテクノロジーを融合した、

伝統と革新

の調和です。

​​​​​​​ワインを通じて、我々の愛する

祝地区のテロワール

を感じ、お食事を楽しみ、家族や友人と素晴らしい思い出を残してください。

これからも我々は

「自然と人、人と人を繋ぐ虹のようなワイン」

をつくっていきます。